グルテンフリーしたら、食べるものなくなりませんか?
グルテンフリーを実践している人としていない人で「疾患にかかる率」が違うかどうかは、その人の体質や背景(たとえばセリアック病の有無)によって大きく異なります。
1. セリアック病・グルテン過敏症の人の場合
→ グルテンフリーは疾患リスクを大幅に下げます
俳優さんも公言し話題になった セリアック病(自己免疫疾患)では、グルテン摂取によって小腸の粘膜が破壊され、栄養吸収不良、貧血、骨粗しょう症、さらにはがん(腸リンパ腫)のリスクが増します。
この場合、グルテンフリーをすることで炎症が抑えられ、これらの疾患リスクが顕著に低下します。
2. 非セリアック性グルテン過敏症の人
→ 症状の軽減はあるが、疾患全体のリスクとの関連は限定的
下痢、腹部膨満、頭痛、倦怠感などの症状が改善するケースがあります。
ただし、明確に病気の発症率を下げるという医学的エビデンスはまだ限定的です。
3. グルテンに問題がない一般の人
→ グルテンフリーによる疾患予防の効果は不明 or 逆効果の可能性も
日常的に全粒小麦を摂っている人が グルテンを避けるために全粒穀物をやめて白米などに変えた場合、食物繊維やビタミンB群の不足に陥るリスクがあります。
そして結果的に、心血管疾患のリスクが上がる可能性もあると言われます。
ただ、お腹のハリやバナナ便がスルッと出ない方は、一時的に小麦製品を止めて、変化があるかどうかをみても良いと思います。
小麦の食養生
小麦のグルテンは悪者にされることも多いですが、東洋医学では、小麦は弱った体と心を落ち着けるのに良い食材です。
喉の乾燥に麦門冬湯(ばくもんどうとう)もよく使われますね。
自分に合った食材や食べ方を知りたい方は、養生堂式栄養カウンセリング、もしくはカウンセリングが含まれる90分以上のコースをご利用くださいね。
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