16時間断食・週末断食が胆石リスクに?40代女性必見の胆嚢ケア
ファスティングブームと40代女性
ここ数年、「16時間断食」や「週末断食」を取り入れる女性が増えています。
美容や体型維持、腸内環境のリセットに効果的と話題ですが、実は断食には“胆石”というリスクも潜んでいるのをご存じでしょうか?
40代はホルモンの変化も重なり、胆石ができやすくなる時期。今回は「断食と胆嚢の関係」を分かりやすく解説し、安心して健康習慣を続けるための工夫をご紹介します。
胆嚢と胆汁の仕組み
胆嚢は肝臓の下にある小さな袋で、普段は30〜60mLの胆汁を濃縮して貯めておくタンクの役割をしています。
油やたんぱく質を食べるとホルモン(コレシストキニン)が分泌され、胆嚢がぎゅっと収縮。濃縮された胆汁を十二指腸に送り出し、脂質の消化を助けます。
食事とリンクして動く臓器だからこそ、食べない時間が長いと動けなくなる=胆汁がうっ滞するのです。
断食でなぜ胆石リスクが上がるのか
断食や極端な低脂肪食を続けると、胆嚢が動かず胆汁がどんどん濃縮されていきます。
その結果、コレステロールや胆汁色素が結晶化して胆石へ…。
実際に、観察研究では「夜間断食が長い人」や「朝食を抜く人」で胆石リスクが高いことが報告されています。胆石は詰まって発作にならないと気が付かないことが多いですが、一部では胆嚢がんとの関連も言われています。
胆石ができやすい人の特徴
• 急激な減量をしている
• 脂質をほとんど摂らないダイエットをしている
• 家族に胆石の既往がある
• 40代以降の女性(ホルモンの変化も影響)
もし自分に当てはまる点がある場合は、断食を自己流で長く続けるより、医師や専門家のアドバイスを取り入れるのが安心です。
胆石を防ぎながら断食を楽しむ工夫
「それなら断食はやめた方がいいの?」と思う方もいるかもしれません。
実は、ちょっとした工夫で胆石リスクを下げつつ断食を取り入れることができます。
• 食事の際にオリーブオイルやアボカド、青魚などの良質な脂質を少量摂る
• 野菜や海藻、きのこ、こんにゃくなどの食物繊維をしっかり摂取し、腸からの胆汁の排泄を助ける
• 体重の減量は週あたり体重の0.5〜1%以内を目安に、ゆるやかに進める
これらを心がけるだけで、胆嚢を定期的に動かし、胆汁の入れ替えをスムーズにできます。
断食は美容や健康にメリットをもたらす一方で、胆石という意外なリスクも持っています。
特に40代女性はリスクが高まる時期だからこそ、上述の3点を頭の片隅に置いて、断食をより良い健康習慣に変えましょう。
「リスクを減らすやり方」を知っていることが、健康的な美しさを長く保つ自己投資です。


